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あなたの会社で、周りから優秀だと言われていた人が、なぜか辞めていったということはありませんか?
それ、本質的にはかなりマズイです。
優秀な人が辞めていくのには、原因があります。
優秀な人が辞めていく原因は上司に対する不満
優秀な人が辞めて行く原因は、仕事が嫌だとかいう話ではありません。実はもっと、深いところに原因があります。
その原因とは、会社の体質です。
優秀な人は、仕事に関してはどんなことでも卒なくこなしてしまいます。その仕事の本質を見極めているので、成長するために無駄なことはしません。
ただ、優秀な人は、仕事の内容ではなく、もっとほかのところに対して不満を抱きます。それは、上司に対する不満です。
上司自身の人間性として、言うことが理不尽、考え方がコロコロ変わる、指示が明確でない。
上司の働き方として、ダラダラ仕事をしている、常に仕事に追われている、質の低い仕事をしている。
このようなことが、優秀な人にはかなりのストレスに感じるのです。なぜなら、自分が優秀だからです。
これが会社を辞めることに繋がるなんて、わがままだと思いませんか?そんなこと、どこの会社でもある話だぞと思うかもしれません。
実は、そんな上っ面だけを見ているのではありません。このまま同じ会社で働いていった、その先の将来を見据えているのです。
理想の上司と現実のギャップ
前述したように、優秀な人は上司に対する不満を抱えて辞めることが多いのです。なぜなら、上司は自分の将来を映す鏡だからです。
今は部下として働いている優秀な人も、いずれは出世して今の上司と同じ立場になります。そのとき、自分がどのように働いているのかを想像しているのです。
定時が過ぎてもお喋りしながらグダグダ働いていたり、仕事の質が低かったりすることが、優秀な人には許せません。
優秀な人は仕事とプライベートをきっぱり分けて考えます。
なぜなら、プライベートでもやりたいことが沢山あるからです。そのため、仕事は定時で終わらせる。ただ、仕事の質が低いことは許せないから、仕事も全力でこなす。
普段からこのように考えて仕事をしているので、自分の考えと合わない上司の働き方を見て幻滅することが、仕事を辞める原因となるのです。
なぜ上司の姿を見て仕事を辞めるのか
優秀な人は、自分の将来を見据えて行動しています。
では、会社で働く人が自分の将来を見据えるというのはどのようなことが考えられるでしょうか?
それは、自分が上の立場になったときを想像することです。まさに、あなたの上司の働く姿を見ることです。
自分が上司と同じ立場になったとき、どのような働き方をすることになるのかを、上司の働く姿を見て想像します。
そこで、優秀な人が幻滅する理由は大きく分けて2つあります。それは、外的要因と自発的要因です。
まず、外的要因にはこのようなことが挙げられます。
- 立場が上がっても仕事が減らず、いつまでも時間に追われながら終わらない仕事を続けている。
- 若手のレベルが低く、学校のように常識から教育しなければならない。
続いて、内的要因にはこのようなことが挙げられます。
- さらに上の上司のご機嫌を伺いつつ働く。
- 残業して頑張っていますというアピール。
- 仕事が終わらないと言いながら、雑談ばかりしてさらに仕事が終わっていない。
自分が上司と同じ立場になったとき、これらは仕事のやりがいを削ぐ原因になります。
外的要因で言えば、自分で仕事を組み立てることができず、一向に残業が減らない。しかも、部下を動かしたくても、学生のような考え方しか備わっていないため、部下の教育からしなければならない。
内的要因で言えば、周りの空気を読みながら働く。仕事に集中しないで無駄なことばかりやり、結果として永遠に残業ばかりしている。
自分が同じ立場になったとき、外的要因では同じように働く可能性があります。内的要因では、周りの同じ役職の人がそのように働くので、一向に効率化が図れません。
優秀な人はこのようなことを想像しています。そして、会社の未来に絶望感を抱き、結果として辞めていくのです。
優秀な人が辞めていく会社の末路は「ババ抜き」
優秀な人が会社を辞めていく理由はお分かりいただけたかと思います。
では、このようにして優秀な人が辞めていく会社には、何が待ち受けているのでしょうか?
優秀な人が辞めていくのは、言ってしまえば「ババ抜き」です。
会社の将来に絶望感を抱いて辞める人は、ババ抜きで先に上がった人です。
周りの人が先に上がっていくと、最後にはババを持った人が残されます。これが、残された人たちです。
最後まで上がれず、ババを持ったまま残された人は、辛い未来が待ち受けています。
優秀な人がどんどん辞めていくので、結果として残された人たちは普通の人たちです。
会社には、優秀な人から働かない無能な人まで、色々な人がいます。そこで、優秀な人が辞めていく会社には、無能な人たちだけが取り残されます。すると、今よりも仕事が回らない現実が訪れます。
会社には、少なからず優秀な人たちが必要なのです。優秀な人たちが、会社を回すのです。
その優秀な人たちがいなくなってしまった会社は、今のように上手く回すことすら難しくなるのです。
これが、優秀な人が辞めていく会社の末路です。
あなたが辞めても会社は回る
今、あなたの会社で優秀な人が辞めていくような状態であれば、あなたももっと将来を真剣に考えてみましょう。
優秀な人が辞めていくのだから、将来的に今より仕事が増えることは間違いありません。すると、残業も一向に減らず、あなたのプライベートなんてないも同然です。
そんな会社に残されるかもしれないあなたは、それで良いのでしょうか?
自分のプライベートや家族との時間を犠牲にしてまで、その会社にすがる必要があるのでしょうか?
もちろん、今の仕事が好きだからという理由で辞めるという選択肢が全くないのであれば、それは良いと思います。好きな仕事であれば、苦労も乗り越えられるはずです。
しかし、なんとなく入社した会社でなんとなく仕事をしているのであれば、今がその働き方を見直すチャンスだと思いませんか?
「今辞めたら、周りに迷惑をかける…」
「辞めていく人がいる中で、自分も辞めるだなんて言い出せない…」
もしあなたが、このようなことを考えているとすれば、それは間違いです。
実際、あなたがいなくなったところで、会社は回ります。周りの人が辞めていっても、なんとか会社は回っていますよね。
それを、周りに迷惑をかけるというような理由で諦めるのは、とてももったいないことです。むしろ、それは転職するのが怖いから、周りに迷惑をかけるという言い訳をして、転職から逃げているだけに過ぎません。
そろそろ、真剣に考えましょう。
これまで、逃げてきただけの人生だからこそ、今の職場で、なぁなぁと働いているのでしょう。
そのまま、定年まで働いていけますか?
行動するなら、今ですよ。
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職を変えるのは、若ければ若いほど良いです。30代なんて、転職市場ではまだまだ若いほうなので、本気であればさほど苦労せずに次の仕事も見つかるでしょう。
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是非、これを機に、新たな働き方について模索してみてください。あなたの人生が、豊かになることを願っています。